特徴

日常行動解析サービス「見守りゲイト」とは

 人体を傷つけることなく、また拘束することなくその健康状態を把握することはできないだろうか。私たちは十年以上このテーマを考え続けてきました。
その結果、たどり着いた答えが加速度センサーを用いる歩行解析です。3軸加速度センサーを搭載したモーションレコーダーは、精度の高い加速度データを毎秒100回収集します」。しかも24時間以上にわたる連続計測が可能。得られた大量の加速度データを私たちの開発した解析エンジン「SEARCHGAIT」にかければ、歩行を中心とした様々な健康指標が自動的に算出されます。歩数、歩行周期、活動量、姿勢変化。そして、これら健康指標の日内変動。モーションレコーダーを腰につけて普通に過ごすだけで、一日の中で健康的に過ごせていない時間帯を拾い出すことができるのです。
どうかその有用性を一度体感してください。

解析エンジン「SEARCHGAIT」3つの特徴

  • 歩行周期と運動量から運動徴候を高精度で定量化
  • スカラー量自己相関係数の導入によるセンサー位置ずれに影響されない解析の実現
  • 周期変化の多いサンプルでも高精度を維持するパターンマッチング法を採用

 

サービスの流れ

モーションレコーダーを腰につけて一日生活してもらいます。   得られたデータをデータセンターに送ってください。   数日後、装着者の日常行動解析結果を入手できます。

 

 被験者は、携帯電話ほどの大きさのモーションレコーダーを腰につけ、あとは普通に生活するだけです。モーションレコーダーが被験者の日常行動を加速度データとして蓄えます。後日、得られた加速度データを独自の解析エンジン“SEARCHGAIT”で解析すれば、被験者のQOL変化を経時的に評価することが可能になります。 どの時間帯に活動度が低下していたのか、どの時間帯はリズム良く歩いていたのか、グラフで見ることができます。一日を通じてQOLの高い生活を送ることができているか、QOL改善のために何をすればよいか、こういった検討をされている方に絶好の指標となります。

 

携帯型モーションレコーダー

  ある人の日常動作をつぶさに観察すると、その人の健康状態や容態、気分に至るまで色々なことが判ります。普段どういう生活を送っているのか、今どういう状態なのか。
健康管理のために望ましいことは判っていても、一日中ひとりの人を見守り続ける作業は、日々ご自身の赤ちゃんを見守っているお母さんにしかできないことでした。
「何気ない日常の動作でも、その意味するところを正しく理解して、皆さんの健康管理をサポートしたい」 私たちは携帯型モーションレコーダーを用いて人間の日常行動を評価する研究を続けてきました。
そして、モーションレコーダー装着者(被験者)の歩行周期や活動量,その日内変動を精度良く検出・評価する技術を構築するに至りました。
現在、パーキンソン病患者の日常生活の質(QOL)を評価するために役立つのではないかと期待され、精力的に研究が進められています。

▲携帯型モーションレコーダー

 

「見守りゲイト」で解析できること

  モーションレコーダーは、装着したヒトの体幹部の動きを加速度という形で記憶しています。独自の解析エンジン「SEARCHGAIT」は、ノイズの多い加速度データの中から正確に歩行シグナルだけを検出することができます。
体のゆがみや傾きは、歩行時のバランスやリズムのばらつきに影響することが知られています。
また、歩行時だけでなく安静時の呼吸リズムや睡眠時の体の動き(寝返りなど)から、睡眠の質を推察することができます。

日常行動解析サービスで以下の結果が得られます。

※「見守りゲイト」は健康管理・QOL把握を目的としています。主として研究機関向けの解析サービスであり、臨床意義の確立した検査方法を提供するものではありません。
サービス提供対象は、原則として弊社と契約を締結した法人その他の団体に限定しています。

※「見守りゲイト」は研究機関・医療機関での研究用途のご使用を前提にお使いいただくサービスです。臨床意義の確立した診断機器ではありません。