著者紹介

 マーケティング担当:まいける
皆様の健康に役立つ情報をお伝えしていきたいと思います。

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開発担当:ほろす1998
 

マーケティング担当:五月晴れ
 

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2016-03-17

健康への投資

  経産省が2011年にヘルスケア産業課を創設し、ヘルスケア産業の活性化に取り組み始め、これまでにいくつかの施策を打ち出してきましたが、ヘルスケア産業の片隅に位置している者としては、いかに健康な人々からマネタイズするかに頭を悩ませています。

このブログを読まれている方はある程度ご自分の健康状態に気を付けている方あるいは気になっている方が多いのではないかと思います。しかし世の中には健康でいるのがあたり前と思っていて、健康のためにお金を使うことに抵抗を感じている方が大勢いらっしゃいます。健康というのはある意味空気のようなもので、健康でなくなることはない(当分ない)と思っておられるのだと思います。そうではなく「自分は太く短く生きるのだ」などと端から健康を気にせず生きていくという信念を持っておられる方もいるかもしれません。

根拠もなくいつまでも健康でいられるだろうと思っている方に対しては、何らかのインセンティブを与えることで健康づくりを始めてもらい、努力の成果が目に見える形で示すことができれば、その後は自ら継続してくれるのではないだろうかと期待しています。つまり、健康であるためにかかる費用はコストではなく投資であると“ガッテン”してくれれば、継続してもらえるはず。そこでようやく事業としても成り立つサービスが生まれるはず。

 というわけで、鍵となるであろう「インセンティブ」と「効果の見える化」に頭を絞っている次第です。

written by 五月晴れ | 雑感Topへ戻る

2016-03-2

すくみ足の検出

 すくみ足(freezing of gait)はパーキンソン病に特徴的な歩行異常の一つです。
 すくみ足による力学的な震えは加速度信号として精度よく検出できるので、加速度センサーの応用がここ10年余り盛んに進められています。Mooreらは歩行中の加速度信号を周波数解析し、0.5〜3Hzバンドの強度に対する3〜8Hzバンドの強度がすくみを定量化する良い指標であることを示しました(Moore et al., “Ambulatory monitoring of freezing of gait in Parkinson's disease”, J Neurosci Methods, 2008)。
 すくみによる震えを高感度で捉えるには加速度計を脚に装着するのが基本ですが、腰回り等の体幹部でも検出可能です。
 例えば、スマートフォンを用いてMooreの指標(freeze index)を評価するシステムが提案されています。
 また、最近流行のスマートウォッチを意識して、腕時計タイプのセンサーの可能性を検証した例もあります(Mazilu et al., “The role of wrist-mounted inertial sensors in detecting gait freeze episodes in Parkinson’s disease”, Pervasive and Mobile Computing, 2016)。
 現在の技術的課題は、すくみ足が起こる前兆を捉えきれていないことです。すくみの予測が可能になれば、加速度解析の利便性がまた一段と向上するでしょう。

written by ほろす1998 | 雑感Topへ戻る